行政書士試験 一発合格感想 千葉36歳男
試験点数結果
一般知識:32点 法令等152点 合計184点
【今回のあらすじ】
・本屋の本だけ使って合格
・法律科目の択一式に集中したこと。過去問を集中的に対応したこと
・「記述問題対策はキーワードに徹するとは?」実際に受験年の問題で解説
1 自己紹介
ニックネーム:TAKTAK
年齢:36
住んでる都道府県:千葉県
性別:男性
受験回数と受けた年度すべて:2017年 1回
合格不合格の別:合格
2 現在の仕事内容
金融機関で、法務部に勤めています。
3 当時の仕事と今の仕事(変わった人だけ)
仕事の内容は変わっていません。
4 試験合格したかった動機
大学で法学部を専攻していて、金融機関に転職して法務部に入ったことがきっかけ。法律の資格を取る入門として。
5 利用した業者、講座、DVD、教材の正確な名前
行政書士試験六法(早稲田セミナー)
合格革命 行政書士 基本問題集 2017年度 (合格革命 行政書士シリーズ) – 行政書士試験研究会
6 科目別で うまくいかなかった教材、勉強方法と理由
合格革命 行政書士 肢別過去問集 行政書士試験研究会 編著 一般教養は、過去問を暗記しても、同じ問題が出るわけではないので、あまり効果がなかった。
7 科目別で うまくいった教材、勉強方法と理由
合格革命 行政書士 肢別過去問集 行政書士試験研究会 編著 法律科目特に行政法、民法は過去問を繰り返し学ぶことである程度理解できる。
8 仕事終わり 休みの日にうまくいかなかった時間管理、スケジュール
逆に どんな時間管理、スケジュールの勉強がうまくいったか?
仕事が終わった後、自宅で勉強しようとすると、ダレてしまって勉強しなくなるので、会社近くの有料自習室を借りて、そこで朝のうちに勉強したら、効率の良い勉強ができた。
9 試験前に捨てた科目と 本番で捨てた科目
一般知識は、ほぼ捨てました。それでも、6割取れたので、そんなに力をいれなくても大丈夫だと思います。
10 民法について善し悪しのやり方、区別、経験談
民法は点数とれます。過去問や他の士業の過去問(司法書士、司法試験、宅建士など)で対応可能です。宅建士、司法書士の民法の過去問はオススメです。
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11 記述問題についてのやり方、善し悪しの区別、経験談
記述式は、まずキーワードを思い出すこと(キーワードは2つある場合もある)後は、時間がかかってもよいので、40字以内に収まるよう、下書きしながらコンパクトに記述すれば大丈夫。
「キーワードについて」
例えば、平成25年の記述式NO.45の問題であれば、Aが無権代理人であること(Aが「無権代理人であること」がキーワード)、無権代理人の責任は、追認がなければ、履行又は損害賠償の責任を負うこと(「追認があるか」「無権代理人に履行又は損害賠償の責任があること」がキーワード:民法117条1項を覚えていれば2つのキーワードが出てくる)を書けば点が入ってくるというイメージです。
12 一般知識についてのやり方、善し悪しの区別、経験談
一般知識は勉強しても取れない問題です。40%以上取ればよいので、まずは50%を超えるように過去問をやってみる。できなかったところは、公務員の参考書を見ながら確認する。ただ、あまり時間をかける必要はないと思います。
13 普段思ってた想定と 本番時間制限の現場で違ったこと
行政法が難しく、法令の科目の時間が間に合わなくなった。
14 勉強の中で 特に一番時間かけて研究したことと試験結果に結びついたかどうか?を書いて下さい
一番時間をかけたのは、民法です。民法は、量も多いのでどうしても時間がかかります。でも、勉強した分だけ点数が上がった感じがして、試験結果に結びついてよかったと思います。
15 試験点数結果(届いた紙を捨ててるなら だいたいの自己採点でいい)
一般知識:32点 法令等152点 合計184点
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16 総括 合格者の場合 「自分が攻略できた一番のポイント」)
法律科目の択一式に集中したこと。過去問を集中的に対応したこと、記述式は、キーワードを書くことに徹したこと。
「キーワードに徹するとは」
先ほどの例だと、「『Aが無権代理人であること』から、Cの『追認がなければ履行又は損害賠償の責任を請求できる』」(36字) 代理人の行為能力とか制限能力者でない場合などを書ければ満点に近いと思われますが、そんな難しいことは本試験では書けない。記述式の場合、満点を目指すのではなく、問いに必要なキーワード(答えの要件、条件)が必ずあるはずだから、本番で書くべきキーワードを読み取ってそれを書けばよいという意味です。
17
「行政書士資格は今の仕事にどう関係してるのか?」
行政書士資格はビジネスの役に立ちません!
しかし、新たな法律の試験(社労士や宅建、ビジネス法務)へのモチベーションになります。
「ドラマはあったか?」
ドラマはありませんでした。やっててよかったのは、社労士の試験の際に、受験資格として行政書士の資格で受験できることくらいです。
「行政書士の資格が役に立たない そこに至るまでの過程を教えてください」
私は、現在金融機関の法務部で働いているのですが、
行政書士の業務のほとんどを他の士業でカバーできてしまうため、
行政書士に依頼するメリットに乏しいということです。
実際に合格して、金融機関に報告して、行政書士として法務部で働きたいと志望しても、
すでに会社では、行政書士が対応できる業務のほとんど全てを他の士業に依頼しており、
私を行政書士として採用するメリットがないと言われてしまいました。
私のように金融機関に勤めているサラリーマンにとっては、あまりメリットがないですが
行政書士として、行政書士事務所に勤めたい!独立したい!という方であれば、
行政書士の資格が活きるでしょう。
また 不動産業や建築業、飲食業などでは需要があるかもしれませんね。
おしまい)^o^(